ハワイではじめての出産・育児記録

2017年6月ハワイにて出産しました。妊娠発覚前から妊娠中の体調心境の変化、ハワイでのベビーグッズの準備、産婦人科のことや出産のことを綴ります。(ただ今過去を振り返りながらこれまでの経過などを更新している最中です。)

妊婦健診で普通じゃない血乳、鉄分不足、交通事故に遭いそうになる。トリプルパンチで気持ちが沈む。

ハワイに戻ってきて2度目の妊婦健診。

採尿、体重、血圧、子宮底長、胎児の心音を確認してもらいこの前に受けた妊娠糖尿病血液検査(グルコース検査)の結果を教えてもらいました。

 糖尿病は問題なし。しかし、鉄分の数値が通常より少しだけ低いとのこと。

この後期に鉄分不足になる妊婦さんが多いということは聞いていたことと母は血が薄く献血をしても検査で引っかかるらしいので、気をつけて鉄分の多い食物を食べようと努力していたのですが・・・無念。

市販の鉄剤を飲むように。と言われてしまいました。できるだけサプリメントには頼りたくなかったけれど、鉄分が間に合っていないとなれば仕方ない。

 

そして、何か質問があるか医師が尋ねてくれたので、ふと思い出して血乳が出ていることを何気なく話してみました。が、これが意外に後を引くことに。

血乳が出ていると言った瞬間、医師の顔が曇りました。

「うーん、普通じゃないね。」

普通だと思っていたことを普通じゃないとはっきり言われてしまい、後頭部をごんっと叩かれたような気分になりました。

「乳腺科の先生に今からアポイントを取るから後日検査してもらいましょう。」

えーええええええええ。日本では血乳は特別な症状以外は異常事態と捉えられていないようなのですが。

しかし、医師が言うのだから普通じゃないのかもしれない。そう思えてくることと、「日本では・・・」と言うのは今はここでお世話になっているのだからなんだか失礼な気がしたことと、たしかに乳がんなどで血が出ることがあるという心配、普通じゃないという言葉でショックが大きすぎて、言葉が出ず。

健診が終わって待合室にいる夫を見ると余計に悲しくなってきて、シュンとしたままドラッグストアで鉄剤を購入して帰ることになりました。

 

普通じゃないのだろうか。

何か異常事態が起こっているのだろうか。

このまま母乳は出ないのだろうか。

そんなことをぐるぐる考えながら若干放心状態の車の中、更に思わぬことが起きました。

交通量の多い時間帯、帰りの道は大変混雑していました。そんな3車線の真ん中を走っていた私達の車に右車線から急に車が急に飛び出してきました。本当に私の目前に突っ込んできたため、もうこれは無理だ完全に避けられない。事故だ。と覚悟しましたが、夫が寸でのところでハンドルをうまくきり、なんとか回避。ただ左車線にはみ出したため、その後方にいた車が驚き怒鳴ってきました。でもこれは仕方ない。おそらくその人もびっくりしたと思います。ただ、ちゃんと見ていてくれて避けてくれてありがとうという気持ちでした。交通量が多かったので右か左か下手したら両方の車とぶつかった可能性が大いにあり、玉突き事故につながる可能性も。本当に危険な瞬間でした。

そんな時ふと過ったことがあります。

たまたま夫のハンドルさばきが良かったこと、後方の車のお兄さんが注意深く見てくれて避けてくれたこと、それが現実的な解釈ですが、もう一つ。

安産祈願で行った神社の交通安全守りを車に入れていました。

普段、お守りを持つことはあまりないのですが、なんとなく買って日本から一緒に渡ってきた小さなニワトリモチーフのお守り。

もしかして君が守ってくれた? そんなことを思わざるを得ないほど(私の感覚では)奇跡的に事故を防ぐことができたと思える瞬間でした。