吐き戻しを見るのがつらかった。
小さなクリームパンのような手。食べたくなります。
ここ最近なくなりつつあるのですが、新生児期は頻繁に母乳やミルクの吐き戻しがありました。
〇赤ちゃんは胃の構造がとっくり状になっているため吐き戻しやすい。
〇満腹中枢がないため飲み過ぎると必要ない分を吐き戻すことがある。
〇噴水状に20㎝ほどぴゅーっと吐き戻さない限り正常。
このように、調べたのと小児科で聞いたところよくあることで、吐き戻したものを詰まらせないように注意すること以外は問題もなく心配いらないとのこと。
しかし初めて吐き戻しを見た時は無知だったこともあり、驚き慌てて苦しいんじゃないかと泣けてきました。
飲ませすぎたのだろうか、どうしてあげたら楽なのだろうか、栄養はちゃんと足りるのか・・・。
げっぷをさせてしばらく抱いていても横にすると吐き戻すので、長い時間縦抱っこしてある程度消化するのを待ってみたりしました。
実は赤ちゃん自身吐き戻しは大人が吐くように苦しいことはないらしいのですが、それを知った後でも吐いているのを見るのはつらくて、しばらくは見る度にうわーんという心の叫びが常にありました。
しばらくそんな日が続き、いつものように息子の口からつつーと垂れるミルクを見て、ふと、あ、ドラキュラが血を吸って垂らしているみたい。小さいドラキュラだ。と思えてきました。そして、その垂れたミルクをハンカチで拭っていた時、うわーんという心の叫びがなくなり少し平気になっていることに気づいたのです。
ほんの些細なことではあるけれど、大なり小なりこういう経験を重ねながら母は強くなっていくのかもしれません。