出産の記録④～産後２日目のマタニティーブルー～ - ハワイではじめての出産・育児記録

女性は普段からホルモンバランスに左右されることが多いらしいのですが、どうやら妊娠中や出産後は人によっては顕著に表れるようです。

例にもれず私も妊娠中にホルモンに振り回されたことを書いたと思いますが、産後もやはりきました。これはマタニティーブルーでは？と思う波が押し寄せたのです。ところで、マタニティーブルーって産後になるって知ってました？私は妊娠中だとばっかり思っていましたよ。

私の場合、産後はケロッとしていましたが次の日の夕方、波がきました。

泣けてきたのです。しかも大泣き。

急に自分が出産した事実が怖くなってきたのです。出産当日は心の準備ができておらず気持ちがおいてけぼりのまま出産することとなり、夢を見ているかのようなふわふわした感覚のまま、とりあえずやるしかないという感じでしたが、出産を終えて隣に赤ちゃんが寝ているのを見てそのふわふわが現実になったのです。

まさか自分が海外で出産することになるとは・・・という恐ろしさと共に、妊娠発覚から出産までの不安だったことを思いだしました。もちろん出産は日本でも海外でも初めてのことには変わらないのですが、何かあった時に両親も誰も駆けつけてくれない状況ということがほんの少し不安でもありました。(とはいえ、両親が来てドタバタするストレスの方が自分にとってマイナスだと思い、来なくても大丈夫だと断ったのだからから自業自得。)　

それと、もともと夫と２人の生活が楽しくて楽しくてしょうがなかったため、これから３人で暮らすことになること、生活スタイルがガラリと変わってしまうということに不安を感じました。(これについては退院後全く考えが変わってしまうのです・笑)

そして極め付けは、夫の方が育児が上手だったということ。赤ちゃんのおむつを替えるにしても何かにつけて積極的に器用にこなしている夫を見て、本来なら助かったと思うところを自分の不甲斐なさに愕然としつつライバル心が出てきてしまい悔しくなったのです。

そして、私はベッドで一人、夫は赤ちゃんを胸に抱いてソファーで二人。なんだか急に距離が空いた気がして悲しくなり、もう私なんて必要ないんじゃないかという気持ちさえ出てきて、母乳トレーニングも激痛で辛いし・・・これから育児ちゃんとできるか分からないし・・・・・・・うわーーーんと大泣きしました。

冷静になるとなんでもなくて、ちょっとちょっと、大袈裟なー(笑)そこまで思わなくても(^▽^;)　と今となっては自分に声掛けしてあげたいくらいですが、その時は本気で落ち込みました。

これは・・・マタニティーブルーでは？！

大泣きしている最中にそれに気づき、またでたっ！ホルモンの関係！とはっとして、ホルモンに負けたくない！と思い平静をとりもどしました。

しかも、運よく？ちょうど夕食のスペシャルディナーが運ばれてきたため、せっかくのスペシャルディナーでぐずぐずしてられないという気持ちもあり。

結果的に食欲がホルモンに勝った形となりました(^▽^;)　助かったー。

それにしてもホルモンの関係は恐ろしいですね。ここまで自分が振り回されることになるとは思っていませんでした。それともマタニティブルーの暗示にかかってしまったのか。下手に知識を入れるのも怖いですね。

でもおいしいものをお腹いっぱい食べるの大事！これははっきり言えますね。これからもホルモンに振り回されたり、ストレスが溜まったり、辛くなった時は、おいしいものをいっぱい食べようと思う次第です。