ハワイではじめての出産・育児記録

2017年6月ハワイにて出産しました。妊娠発覚前から妊娠中の体調心境の変化、ハワイでのベビーグッズの準備、産婦人科のことや出産のことを綴ります。(ただ今過去を振り返りながらこれまでの経過などを更新している最中です。)

総合病院の胃腸科で妊娠発覚。~X線検査手前であまりの驚きにひっくりかえりそうになる~

父が予約を取ってきてくれて午後から母と病院へ。

久しぶりの病院にど緊張しながら順番を待ちました。順番を待っている間も調子が悪く、ただ病院内なので皆調子が悪いはずだ!皆だってがんばっている!と思うと少し気持ちは楽でした。

問診票には、今までのすべての症状を欄からはみ出すほど事細かに書き尽くし、看護師さんの問診でも予め家で自作してきた体調不良経過カレンダー(何を食べたのか詳細もつけて)を持参して答えていきました。

ハワイにいたこと、上海観光したこと、日本帰国してから徐々に食欲不振になり体調不良になったこと。

症状としては、食欲不振、胸やけムカつき、消化不良感、げっぷ、お腹がゴロゴロする、喉の締め付け感があり眠りにくい、吐き気(からえずきで吐きはしない)。胃の痛みなし、お腹を下すこともないと伝えました。

医師は、けっこうフランクな若い先生で、「上海で何食べた?変な物食べたんじゃないのー?(笑)」と聞いてきて、私が「上海ガニ食べました。」と言うと、「上海ガニかぁーカニは腎臓がなぁ~むむむ・・・」と冗談なのか本気なのか脅してきて、言い方が軽いため少し和みました。

胃カメラやはり必須なようで、予約でいっぱいのところを無理やり入れておくから!と言っていただき、超極細も選択してくれるという気づかいがとってもあり難く安心でもありました。

結局、あまりにも症状が多いため全体的に検査になると言われ、今日は、身体測定、尿検査、血液検査、X線検査をするため違う部屋へ通され、順番に受けていくことに。

ほとんどの検査が終わり、最後のX線検査。

そのための服に着替え終わると、電話がかかってきて検査できるかどうかの判断があるからちょっと待っていて。と言われ待機している時でした、1本の電話が鳴り、X線技師が出て、腕を✖に交差させているしぐさが見えました。「だめ?はい、わかりました。」

え・・・だめって?私X線検査できないのか、いや、しなくていいんだ!ラッキー。なんて軽く考えていたその瞬間、思わぬことをX線技師から伝えられることになるのです。

技師:「尿検査で妊娠反応が陽性になっているためX線検査は受けられません。」

私:「え?え?」

  「・・・ええぇぇぇーーーうそおおおおおおぉぉぉぉーー。」

  「それって100%正しいのですか?間違いとかあります?」

技師:「病院の妊娠検査なので間違いはあまりないと思います。」

私:「・・・・。」

頭が混乱したのは久しぶりです。体の力が抜けかかって後ろにひっくり返るんじゃないかと思ったくらい。妊娠のことなんて微塵も考えていなかったので心の準備もなにもなく。ただただ立ち尽くしました。

技師:「とりあえず、服を着替えて、もう一度診察室にもどってください。」

服を着替えて、夢なんじゃないかというふわふわした感覚のままとぼとぼ診察室まで歩きました。

途中の廊下で母が見え、

「妊娠の陽性反応が出ているからX線検査受けられないって言われた。」と告げた。

母は意外にも驚いた様子はなく、どちらかというと複雑そうな表情を浮かべていました。あれほど孫の顔が見たいと言っていたのに。後で聞いてみると、私が100%妊娠はないと言っていたこともあってその線は全く頭になかったということがあり信じられなかったというのもあったのと、これからの心配の方が勝ったようです。

この数週間の体調不良で大騒ぎして心配もたくさんかけたこの件は、なんと妊娠のつわりだったということに落ち着きました。

病院からの車の中でも頭はまだぼーっとしたままで半信半疑から抜けられず。

しかし、心配していた癌などの病気ではなかったということが何よりもほっとしたのでした。